ILWU北米西岸港湾労使交渉, Update 3
2022-07-04
▼協約は実質的に失効となったが、従来通りの港湾荷役が維持されている模様
ストライキという最悪に事態に発展しないでよかったですが、
先週7月1日で、現行協約は実質的に失効となりました。
引き続き荷役を維持するとともに、
「合意に達するまで港で通常の操業を続ける」としています。
当面は港湾荷役が維持されているようです。
▼ドイツ港湾でのストライキにも注目
ハンブルクなどドイツ主要港で港湾労使による労働条件交渉が行われていましたが、
先週、ストライキが発生したと報道されています。
ストそのものは短時間で終了した「警告ストライキ」であったようですが、
妥結には至っておらず、再発の懸念が残っているとのこと。
この影響を受けて、欧州各港でのコンテナ船の運航も遅れがちとなっており、
米国でのILWUの進展も含めて、
国際サプライチェーンにとって引き続き注視が必要でしょう。