輸出コンプライアンス管理の最新情報
2023-09-22
税関が「経済安全保障情報分析センター」を設置しているとのこと。
いままでは、どちらかというと経産省が主体で行われてきた輸出管理でしたが、
水際の最前線にいる税関が、経済安全保障上の大きな役割を担い始めています。
東京税関にある「経済安全保障情報分析センター室」で、
全国税関の情報を一元的に集約し、不正輸出防止に向けて対応を強化しています。
貨物・技術の該非判定はもちろんですが、
最近取りざたされている政治的規制を勘案したキャッチオール規制について、
特に「迂回輸出」の審査を強化しているようです。
▼ キャッチオール規制とは?
輸出取引は原則自由ですが、リスト規制だけでなく、
「誰が、どこで、何のために使うのか」のキャッチオール規制との
ダブルチェック での 輸出管理が行われています。
「誰が、どこで、何のために使うのか」を明確にすること 、
これが、輸出者に求められている「キャッチオール管理」です。