見通しづらい航空貨物を取り巻く環境
2022-04-04
コロナ禍で大混乱の航空貨物輸送を取り巻く環境がさらに混迷しています。
ロシア・ウクライナ情勢を受け、
ロシア上空を飛行できなくなった日欧線のフライトが半減しています。
以前は週150便ほどの運航が、3月半ばには週77便に半減したとの調査報告もあります。
また、中国・上海市のロックダウンで、
日本ー上海線の貨物便の多くが運休を余儀なくされています。
これらの様々な要因が加わって
運賃コストが少なくともコロナ前の倍になっているともいわれています。
また燃油価格の急騰で
3月の燃油価格が反映される5月のサーチャージは大幅引き上げが確実との見通しもあり、
航空貨物輸送を取り巻く環境はさらに混迷しそうです。
▼B2C小口貨物への影響も
このあおりを受けてEMS(国際スピード郵便)も、
英国、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー向けの新規引き受けを停止しています。
その他欧州各地向けについても引き受け停止対象先があります、ご注意ください。