米日カウンシル アイリーン・ヒラノ会長のご逝去を悼んで
2020-04-11
▼米日カウンシル(US Japan Council)のアイリーン・ヒラノ会長が亡くなられました
日系二世として多大な功績を残されたダニエル・K・イノウエ上院議員の亡きあと、
日米の懸け橋として次世代を育成したいとする遺志を日系三世の夫人が引き継ぎ、
日米交流促進団体の米日カウンシル会長として活躍されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
▼日系二世に大変にお世話さまになった日本経済
米国で生まれ育った日系二世は、戦争での差別や偏見という激動の時代を過ごされてきましたが、
戦後、国際競争力の向上をしてきた日本経済にとって、 日系二世はなくてはならない存在でした。
まだ為替管理があった昭和30年代、40年代の日本経済への経済的な援助だけでなく、
米国流と日本流の考え方との調整といったむずかしい橋渡し役をされてきました。
この意志は、日系三世、そして現在の四世にも引き継がれています。
▼1980年のUS Openのことを思い出します
青木功が帝王ジャック・ニクラスと死闘を演じ、1打差で2位となったあの有名なトーナメントです。
仕事で長年お世話になった日系二世の方に連れて行ってもらいました。
試合終了後、涙を流して「これで差別がなくなる」と喜んでおられた姿を今でも思い出します。