米国製の技術輸出の管理が一層厳しく

2020-10-02

ファーウエイがらみでもあり、米国輸出管理規制EARについて気になるニュースがありました。

半導体大手の中芯国際集成電路製造有限公司(SMIC)への米国製技術の輸出について、
軍事利用に転用される恐れがあるため、事前の輸出許可申請を求めるとの通達が
米国政府から出されております。

▼米国輸出管理規制EARとは?
米国では、EARで輸出のコンプライアンス管理が行われていますが、
米国から輸出されるときだけでなく、
Made in USAの商品・技術を米国以外の外国間で取引する場合にも、
米国以外の外国に対してもこのEAR遵守を要求しています。

しかし、いままでは民生用途の米国製品・技術は 、民生用途の場合は 許可例外ですので
あまり気にされていなかったと思いますが、
この許可例外を取りやめる方向との報道もされており、 今後の動きに注意が必要でしょう。

▼日本発への影響はあるか?
いまのところ経済産業省からは特にこの関連の通達は出ておりませんので、
日本の輸出貿易管理令に抵触することはありません。

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