最近の輸出管理(経済安保)について

2025-03-10

米中間での経済安保に関する葛藤が一層激化、拡大する一方ですが、
経産省でも専門部署を設けて、対応に力を入れています。

▼サプライチェーン管理 プラス 技術流出防止も含めた「経済安保」
米国EARでは、USA原産品を日本から外国に輸出する行為は「再輸出」として規制されていますが、
中国も同様に、2024年12月1日より、ほぼ同様の規制を導入しているようです。

その点では、経済安保=サプライチェーン管理に目が行きがちですが、
それだけでなく、技術流出の管理にもコンプライアンス体制が必要になっています。

以前は、軍事技術を民生用途に転用するケースが多かったが、
最近は逆転して「民間の優れた技術」が軍事に転用されるケースが多いと言われています。

経済安保といっても範囲が広く、定義があいまいな点もあり、
どこから手をつけてよいのか迷われることと思いますが、
最近の経産省セミナーでのアドバイスを参考にしてください。

・できるところから取り組んでみる
・100点満点でなくても、よい

ご参考までに、
経産省は、企業がどのような課題に直面しているかのヒアリングを定期的に実施しており、
多くの企業が自主的に様々な工夫を行っている好事例をまとめた資料を公表しております。

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経済安全保障上の課題への対応(民間ベストプラクティス集)―第2.0版―

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