外為法違反
2021-07-12
東京都内の精密機械メーカーが「キャッチオール規制」に該当する高性能モーターを
許可を受けずに輸出しようとした容疑で書類送検になったとのこと。
今回の報道は、1面トップ(夕刊ですが)に報道されたことに驚きました。
通常は、社会面にひっそりと掲載されるのですが。
外為法違反は、過去に輸出した事例の摘発がほとんどで、
それも3年位前に輸出した際の違反を事後調査で摘発されるケースばかりですが、
今回は珍しいケースで、輸出申告時の税関検査で発覚したとのこと。
さらに当事者が輸出コンプライアンスを認識していないコメントにも少々驚きました。
「長年、国の指導に従って輸出を行ってきたが、昨年施行の規制内容がよくわからなかった」
法令違反に問われた半数以上は、「思い込みで独自に判断した」、気をつけましょう。
▼ キャッチオール規制とは?
輸出取引は原則自由ですが、リスト規制だけでなく、「誰が、どこで、何のために使うのか」
のキャッチオール規制のダブルチェック での 輸出管理が行われています。
「誰が、どこで、何のために使うのか」を明確にすること 、
これが、輸出者に求められている「キャッチオール管理」です。