ラフハンドリングはどこでも起こりうる
2023-03-28
野ざらしの航空貨物を放り投げて仕分けしている動画がネットにでており、
日本の空港でこのような荷物の取り扱いが起きたことに驚きを隠せないといった論調で、
テレビ情報番組でも取り上げられました。
怪しからんといった論調に対して、あるコメンテータからは、
空港で荷物を放り投げるラフハンドリングって、ありふれた光景で、
むしろ放り投げられても大丈夫なように梱包しておくべきとの意見がでておりました。
▼Export Standard Packing
そのとおりですね、ラフハンドリングはどこでも起こりうることですので、
契約する時に梱包についても取り決めをしておくことをお勧めいたします。
保険でカバーできるのではとのご意見もあろうかと思いますが、
貨物海上保険では、”梱包不完全による損害”は、保険対象外となっています。
輸入契約の場合、どのようなIncotermsでも輸出梱包の責任は輸出者側ですので、
契約条件の中に、Export Standard Packingでの梱包条件も含めておきましょう。