コンテナ運賃の高騰はいつまで続く?
2021-09-27
輸入食品が値上がり傾向にあると新聞報道されています。
コロナ禍を契機とした コンテナ船の運賃急騰で
食用油をはじめ、小麦粉やパスタなどの値上げが相次いでいる。
・コロナ禍にも関わらず、国際物流の荷動きが活況を呈しているため
・スエズ座礁事故でさらに悪化に拍車がかかり
・コンテナ船のスケジュールが大幅に遅れ
・各港が大混雑、沖待ちするコンテナ船が解消せず、混雑がさらに悪化
・内陸向け鉄道への接続にも時間を要し
・コンテナボックスの回転が悪くなり
・シャーシ不足の影響もあり貨物引取りに通常より長時間を要している
結果として、サプライチェーンにさまざまな悪影響が出てきて
需給バランスの論理が働きだしてコンテナ船の運賃が急騰しています。
▼コンテナ運賃の高騰はいつまで続く?
日本船主協会は、コンテナ船の需給逼迫について
「コロナが収束しないと、状況は簡単には改善しない」と述べ、
正常化には時間を要するとの見方を示しています。
輸入食品だけでなく、輸入に頼っている生活物資への転嫁も想定され、
当面はコスト上昇を余儀なくされるのではないでしょうか。