コロナ禍での国際物流の大混乱に思うこと

2022-01-19

コロナ禍で海上も航空も、スペースが不足し、スケジュールが遅延、
さらに運賃が高騰といった状況で国際物流が大混乱となって2年ほどになります。

古い話しで恐縮ですが、1970年代に「オイルショック」が2回もあり、
現在と同じような物流の大混乱が起こったことがありました。

「オイルショック」というと、トイレットペーパーの買い占めだけでなく、
国際運賃が言い値状態になり、なんとか運んでいただくという売り手市場で
どちらがお客がわからないようなことが横行しました。

このオイルショックの当時は、貿易というとアメリカとの取引が大部分の時代で、
日本発着のトレードがメインであったからでしょうか、
ある意味で地域限定的な物流の混乱でした。

しかし、今回のコロナ禍での物流混乱は、全世界的に起こっている点で、
なかなか出口が見えてこないように感じています。

特に、日本発着の国際物流の流れが大きく変わってしまい、
国際サプライチェーンの主軸が、欧米と中国・アジアになっている点に注目でしょう。

物流のプロからさまざまな見込みが予想されていますが、
少なくとも今年中に解決するだろうとの楽観的な見込みはほとんどなく、
来年になりそうといった悲観的なコメントが多いように感じております。

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