アジアハブ港で滞留中の日本向け輸入貨物

2022-03-01

世界のコンテナ船は、輸送ルートごとに定期スケジュールで運航されていました。
【過去形】で書きましたのは、
コンテナの回転が悪くなる=船が遅れるの悪循環で、この定期配船ができなくなっているためです。

コロナ禍での国際物流混乱の最大の原因として、
アジアから出て行く貨物が圧倒的に多く、欧米で空コンテナが滞留してしまったため、
米国西海岸での滞船がよく報道されていますが、

米国西海岸での滞船だけの問題でなく、アジアハブ港で滞留中の貨物の問題もあります。

▼ アジアハブ港でトランシップする日本向け貨物の比率が増えている
アジア発米国向け貨物が増えるに従って、欧州発日本向け定期航路で、
シンガポール・中国・韓国などでトランシップする比率が増えています。

ダイレクト便でなく、トランシップ (積み替え)のため、
積み残されている日本向け貨物もかなりあり、
ONEジャパンが臨時船を投入して、滞留中の輸入貨物を輸送する予定と報道されています。

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