ついに香港が世界トップ10から脱落

2024-04-23

港別のコンテナ取扱量ランキングが定期的に発表されていますが、
最新の発表にちょっと注目です。

相変わらず、上海をはじめ中国の港がトップ10のうち6か所を占めていますが、
常にトップ10入りしていた香港が11位になったとか。

2023年のコンテナ取扱量が前年比14.1%減の1434万2000TEUに落ち込んだことが原因で、
トップ10でなくなったと報じられています。

▼需要と供給の論理で決まる配船スケジュール
コンテナ運航会社から見れば、取扱量が多い港=貨物が多いということで、
ランキング上位の港を優先的に考えたコンテナ配船を検討したいのは当然かもしれません。

▼需要と供給だけでなく、ほかの要素も
残念ながら、日本の港はランキングのはるか下のほうで(昨年で東京港が46位)、
この理由からだけではありませんが、
特に欧州から日本の港に直接寄港するコンテナ船は少なくなっています。

最近新造されたコンテナ船が超大型化しており、水深が対応できない港もあるためです、
途中の港で小型船に積み替えるFeeder方式での配船スケジュールが行われています。

最適なサプライチェーンを考えるうえで、
このような現実も見極めておく必要があるでしょう。

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