「インテグレータ」最新情報
2022-04-11
世界トップ3のコンテナ船社のCMA-CGMやマースクに続き、MSCも、
航空貨物輸送事業への参入を打診していると報道されています。
今回、世界的なコンテナ船社が海上輸送に加えて航空輸送にも参入すれば、
新しい「インテグレータ」の登場になるものと期待されます。
▼「インテグレータ」とは?
英語の辞書には、Intergrate = まとめる、結合[統合・統一・一体化]となっています。
システムインテグレータ(システム構築、運用など一括して請け負う事業者)はおなじみですが、
国際物流の世界でも使われている言葉です。
国際物流の世界でも使われているインテグレータとは、
航空機を運行するキャリアとして一貫輸送サービスができることと、
フォワーダーの機能を持った物流事業者ということになります。
DHLがはじまりといわれている国際宅配便業者はインテグレータの代表格です。
UPSのようにトラック輸送からスタートし国際宅急便事業に参入したケースもあります。
それぞれの専門領域で分業化され、システムインテグレーションというコンセプトのもとに、
ワンストップですべてのサービスを提供する事業モデルのことで、
インテグレータはユーザーからみれば便利な業者といえます。