「インテグレータ」とは?
貨物輸送を利用するときに切っても切れないのが、「フォワーダー」
「乙仲」とか「海貨業者」といった呼び方は、すでに使われなくなって久しいですね。
航空貨物のみに使っていた「フォワーダー」が、現在はすべての物流に使われています。
「インテグレーター」という呼び方もあります。
Door/Doorサービスができることを強調する時に一部の業者が好んで使っています。
▼「インテグレータ」とは?
英語の辞書を見ると、Intergrate = まとめる、結合[統合・統一・一体化]するとなっています。
一般的にはシステムインテグレータ(ITシステムの構築、運用など一括して請け負う事業者)で使われている言葉ですが、
物流業界では、「一貫輸送を行う人」という意味で使われています。
日本でよく使われている「ドアツードア」と同じ意味です。
FEDEXやDHL, UPSなどの一貫輸送サービスを、「クーリエ」と呼ぶことが多いですが、
物流業界では「インテグレータ」と呼ぶことが多いです。
▼「インテグレータ」、最新情報
今年7月からのNAFTAに代わる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」発効により、
・FEDEX: メキシコ国境沿いの、米国テキサス州エルパソにFTZを開設
・DHLも、エルパソ国際空港にFTZを開設
・UPS:シカゴ・オヘア、ニューヨークJFK、ダラス、ロスの4空港をFTZとしたと発表
▼ FTZとは?
フリートレードゾーン、税関の管理下にあり、利用時に関税の優遇・猶予・免除を受けられる。
保税倉庫と同じような免税特典があるが、港湾・空港隣接地にあるため利用価値が高い。
保税保管できるほか、展示、分解、再包装、組み立て、分類、等級付け、クリーニング、加工、試験、
ラベル表示、修理、外国産品と米国産品の組み合わせ、破壊または製造などを行うことが可能。