なぜ関税=Tariffなのか?
2025-04-11
米国トランプ大統領の関税に関するニュースでもちきりです。
今回はこの関税の語源について考えてみましょう。
関税=Custom Dutyと英訳されることもありますが、
トランプ大統領ご本人は「Tariff Man」という言葉をよく使っています。
▲なぜ関税=Tariffなのか?
輸出入実務では、Tatiff=国際輸送運賃の料金表という意味で使われることが多く、
タリフレートという意味ですが、正式には Freight Tariff=運送料金表 ですが、
日本の物流業界では、「タリフ」と省略して使っているケースが多いと思います。
Tariff=関税となったのは、
スペインのタリファ(tarifa)という地名が語源という説もあるようですが、
王政時代の古代都市国家が徴収していた「国境関税」ということに起因しているようです。
そのため、今日では一般に「輸入品に課される税」としてTariffが使われています。
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