スエズ運河を利用しているコンテナ船の運航状況
2025-01-17
イスラエルとハマスがガザでの停戦に合意したというニュースが報道されています。
スエズ運河を利用しているコンテナ船の多くは、安全上のリスクから
紅海・スエズ運河経由の航路を避け、喜望峰経由に迂回せざる得ない状況になっています。
(90%以上のコンテナ船が迂回しているといわれています)
その結果、 アジア・欧州航路では
・運賃とサーチャージの上昇
・航行スケジュールが著しく混乱して、欠便も発生
・その結果、コンテナ数が全体的に足りなくなっている
などの問題が常態化しています。
停戦の発効が今週日曜日19日からと報道されていますが、
・スエズ運河の航路再開はまだ「時期尚早」という悲観論から
・中東の混乱は沈静化につながるだろうといった楽観論
までさまざまな憶測が飛び交っています。
早くに解決につながるように願っておりますが、
サプライチェーンも地政学的な要素を考慮しないといけないご時世です。
まだまだ情勢の動向を見守る必要があるようです。
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