気になる米国港湾の貨物滞留事情

2022-06-20

ILWU北米西岸港湾労使交渉の行方も気になりますが、こちらもちょっと気になりました。

▼LA/LB港、鉄道貨物の滞留に懸念、とのレポート
沖待ちコンテナ船の数がサプライチェーンのネックと大々的に報道された時期がありました。
一時、100隻を超えていた滞船数が、最近では27隻まで減少したそうです。

これで一安心と思いきや、
コンテナヤード内に滞留しているコンテナの数が問題となっているとのこと。
陸揚げされたコンテナは内陸向けに鉄道輸送されますが、この接続に問題がある様子。

最近、ロサンゼルス港のコンテナヤードには、通常の3倍以上の約2万9000本が滞留しており、
今後の貨物到着が増えるピークシーズンに向けて懸念が強まっているとのこと。

▼ピークシーズンとは?
これから冬にかけてのハイシーズンに向け、貨物が増えてくるため、
海上輸送では、ピークシーズン・サーチャージ(PSS)の課金がされることがあります。

国際運賃の設定は、基本運賃プラス割増料(サーチャージ)となっており、
割増料には、原油価格や為替の変動など予測不能な要因が含まれていますが、
ピークシーズン・サーチャージ(PSS)以外にもあまり聞きなれないサーチャージもあります

・Emergency Recovery Surcharge(ERS)
・Emergency Freight Additional(EFA)
・Emergency Congestion Charge(ECC)
・Premium Freight Surcharge(PFS)

航路ごとにサーチャージが細かく設定されていますので、
基本運賃プラス割増料の合計での運賃コストをご確認されますように。

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