関税メリットを受けるために必須なHS コード

2021-02-08

関税メリットを受けるためには、
いままでは商工会議所で発行する原産地証明書が利用されてきました。  

しかし、最近締結されたTPPや日欧EPAなどでは、「自己申告制度」に変わ りました。
輸入者が「原産地規則」を証明して自己申告しないと、関税メリットを受けられません。

▼関税メリットを受けるには、「HSコード」がキーポイント
・対象商品のHSコードを特定し、
・HSコードごとに取り決められた「原産地規則」を確認する
TPPや日欧EPAなどでは対象となっていないHSコードもあるためです。

さらに、
・生産者はだれか?
・どこで製造されたか?
・使用原材料はなにか?
・生産工程はどのようになっているか?
などを輸入者が証明し、申請手続きをする必要があります。

対象となるHSコードの特定を正確かつ効率的に行うことが大事です。

▼すべての商品が関税撤廃になるのではない
最近締結されたTPPや日欧EPAなどでは 
すべての商品が関税撤廃の対象ではないことに注意しましょう。

一部の商品が例外として、WTO協定のままとなるケースがあります。
対象となるHSコードの特定を正確かつ効率的に行う ことが大事です。  

▼HS コードとは?
Harmonized Commodity Description and Coding System”の略で、
“商品の名称及び分類についての統一システム”「輸出入統計品目番号」

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