海上コンテナの長時間待機で荷主負担が増える?

2018-04-03

貿易手続きにかかる官民協議会で
「港湾の渋滞緩和対策」が議論されているとの報道があります。

東京港のターミナル周辺道路に海上コンテナがずらっと並び、
コンテナヤードに入るために長時間待機が慢性的に発生しています。

・トラック事業者は現状、待機時間に対して対価をえられていない
・ドライバーの残業代を支払わなければならないが、船会社は払ってくれない
・このため収支が悪化し、ドライバーの待遇も悪くなってしまう

■コンテナヤード側のハード面の受け入れキャパアップも必要と思えますが、
輸出入に多大な影響を及ぼす恐れがあるとして、
待機料の負担を荷主(輸出入者)に求める方向の議論がされているようです。

■ 値上げが相次ぐ宅配業界と似ている
ドライバーの人手不足が深刻化しているインターネット通販と同じく、
人件費アップを消費者に宅配料金値上げとして負担を求めているのと
同じ発想かもしれないです。

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